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Midnight Carnival 4

 アラン・アシュフォードという人物について一通り調べ上げた快斗は、彼が全くのシロであることを認めないわけにはいかなかった。
  あの日から既に三日が経っているが、彼の動きに怪しいところはない。
  というか、過去二十二年に渡って調べ上げ、果ては父親であるアイザック氏にまで探りを入れてみたが、親子揃って見事なほど潔白だった。
  これほど大きな企業を抱える大富豪ともなれば黒い過去のひとつやふたつあってもおかしくないのだが、ビジネス上の駆け引きこそあれど、法に触れるような行為やそれに準じたものは一切見つけられなかった。
  逆にその潔白さが怪しくも感じられるが、アイザック氏の人柄を知ればそれも頷く他ない。
  彼は確かに大した企業家だが、戦略面におけるノウハウに長けているのはむしろ彼を支える周りの人たちで、その人たちが実直で潔癖な彼の人となりに惚れ込んだ結果、自然とそうした逸材が彼の周りに集まっているのだ。
  そしてその実直さと潔癖さを見事受け継いだアランにも背後を疑う余地はない。
  彼に新一の友人を騙る理由がない以上、つまりはそれが真実ということだ。

  ――だが。

 「アラン・アシュフォード? 誰だ、それ」

  リビングで志保とティータイムを楽しんでいた新一は、およそ三日ぶりにまともに顔を合わせた快斗の問い掛けにこきりと首を傾げた。
  その手元にあるのはこちらでしか入手できないマイナーなミステリ作家の原本だ。
  なんだかんだとこの軟禁生活を満喫しているらしい。
  それも、保ってあと二、三日程度だろうが。

 「聞き覚えない?」
 「あーいや待てよ。アシュフォードっつったらアメリカの大富豪だろ? アシュフォード財団の現会長はアイザック氏だから、その血縁者か何かか?」

  新一の口振りは知人に対するものというよりは、捜査の過程で入手した容疑者に関する情報に近い。
  とても面識があるとは思えない。
  快斗に負けず劣らず素晴らしい記憶力の持ち主である彼が知らないということは、やはりあの青年が嘘を吐いているのだろうか。

 「そのアランさんが、この三日貴方が掛かりきりになっている相手なのかしら?」
 「てことは、月下白の所有者か?」
 「まあ……そうかな」

  昨日、快斗は既に宝石の確認を済ませていた。
  その結果、それが本物であることは確認したのだが……
 宝石を実際に所有しているのは父親のアイザック氏なのだが、見つけてきたのはどうやらアランの方らしいのだ。
  彼がイギリス留学中に世話になった知人のコレクションの中にひっそりと並べられていた宝石。
  その知人がそれをどのようにして手に入れたのかは、古すぎてはっきりとしたルートを割り出すことはできなかった。
  だが、あまり宝石に興味のなかったその知人は、一目見てその宝石を気に入ってしまったアランにあっさり譲渡したのだという。
  当時まだハイスクールの学生だったアランに代わり、アイザック氏が正式な所有者となっているのだ。

  しかし、てっきり新一と知り合いなのかと思えばそうではないと言うアランに、快斗は自分の情報収集能力が落ちたのかと深刻になった。
  新一が知らないと言う以上、彼が嘘を吐いていることになる。
  となると、折角洗い出した過去も、それによって証明された「敵ではない」という判断も怪しい。
  もし彼が敵であるなら、正面から宝石の交渉を切り出すのは危険な行為だ。
  だからこうして新一に確認に来たのだけれど。

 「――安心したまえ。アラン君もアイザック氏も、私の友人だ」

  と、書斎から出てきたらしい優作がきっちりとスーツを着込んだ姿で現れた。

「何だよ、父さん。どっか出掛けんのか?」

  暗に「人を閉じ込めておいて自分だけ」と少しだけ非難めいた視線を浴びせる息子に、優作は苦笑する。

 「いや、来客だ。アラン君が私に会いたいと、さっき連絡があってね」
 「アラン・アシュフォードから!?」

  まさか、直接乗り込んでくるなんて。
  驚愕する快斗へ優作は済まなさそうに眉を寄せた。

 「すまなかったね、快斗君。きちんと説明しておけば余計な心配を掛けずに済んだんだが、まさか君がアラン君と会っていたとは思わなかった」
 「それは、どういう……?」
 「実は十二年前に一度、アシュフォード家に招かれたことがあってね。その時に家族揃ってお邪魔しているんだよ。まあ新一は六歳の子供だったし、覚えてないのも無理はないね」

  そうだっけ? と新一は頻りに首を捻っている。
  快斗は眉を寄せた。
  六歳ともなればもう立派に自我が目覚めているし、言葉も達者だ。
  普通の子供ならまだしも、快斗や新一のような少し特殊な環境で育った子供なら特に、記憶力も目覚ましかったはずである。
  それが、少しも覚えていないとは。
  有り得ないことではないが、快斗には不自然に思えて仕方ない。

  すると、静かにこちらを見ていた優作と目が合った。
  彼は快斗が考えていることを見越した上で、何も言うなと視線で促している。
  その意志を違うことなく受け取り、快斗は無言を保った。

 「そういうわけだから、後一時間もしたら彼が来るだろう。快斗君にはぜひ同席して頂きたいんだが、いいかな?」
 「……お付き合いします」

  既にアランと面識を持ってしまった快斗が、新一の父親である優作とともに彼に会う。
  それを見た彼がどういう反応をするかなど予想するまでもないが、優作は分かっていながら言っているのだ。
  優作が何を考えているのかは分からないが、何か考えがあってのことなのだろう。
  快斗は大人しく頷いた。



 * * *

 「いらっしゃい、アラン君。久しぶりだね」
 「ご無沙汰しております、優作さん。突然だったにも関わらずお時間を割いて頂いて有り難う御座います」

  シェイクハンドが基本のアメリカ人であるアランは、裏表のない人好きのする笑みで優作と握手を交わした。
  幼い頃からマナーをしっかりと叩き込まれているため、いくら古い知人といえども挨拶は欠かさない。
  優作はいつものあの腹の底を隠した笑みでアランを迎え入れた。
  応接間に案内する間、互いの成長ぶりや生活環境に変わりがないかなど、差し障りのない会話を交わす。
  その口調は終始和やかだったが、応接間の扉を潜ったアランは、そこにいた人物を見つけて破顔した。

 「――新一!」

  そこにいたのは、勿論快斗だ。
  ジーンズにトレーナー、キャップ姿だった先日と違い、今日は来客に合わせて新一から借りたカジュアルスーツを着ている。
  今の快斗を見てこの間の少年と同一人物であると判断するのは難しいだろう。
  怪盗キッドとして常にタキシードを着用している快斗は、スーツの着こなし方をよく心得ているため、下手をすれば新一以上に様になっているかも知れない。
  世界を代表するベストセラー作家工藤優作の別荘で、これほど堂々と足を組みながら悠然とソファに腰かけている少年を、彼の息子と見間違えてしまうのも仕方ない。
  快斗は扉の前で固まっているアランに向かって挑発的な笑みを浮かべながら、先日と同じ言葉を返した。

 「人違いですよ。僕はそんな名前じゃないし、貴方のことも知りません」

  途端にこちらが誰かを理解したらしいアランは、慌てて優作を振り返った。

 「ど、どういうことですか、優作さん? 彼はいったい……」
 「まあ落ち着きなさい。きちんと説明するから、君も掛けて」

  アランは戸惑いながらも快斗の向かいに腰を下ろした。
  快斗とその隣に座った優作の顔を見比べても、一見すれば親子と言われてもなんら遜色ないように思える。
  だが、こうしてじっくり見ていると、それぞれに内包している本質とも言うべきものが、確かに全く異なっているように感じられた。

 「優作さんのご親戚の方ですか?」
 「いや、彼は友人の息子で、黒羽快斗君というんだ。確かに新一とよく似ているが、血の繋がりは一切ないよ」

  一番高そうな可能性を口にしたアランだが、あっさりと否定されて更に驚いた。
  赤の他人でありながらこれほどそっくりな容姿を持っているというのか。
  むしろ双子だと言われた方が余程しっくりくるだろうに。

 「あ、じゃあ……その……新一はどこにいるんですか?」

  アランは緊張のために言葉を詰まらせながらも、今日ここへ来た最大の目的について尋ねた。
  わざわざスケジュールを調整した上に教授との約束をふいにしてまで彼がここを訪れたのは、何も久しぶりに知人に挨拶しに来たのではなく、新一に会うためだった。
  日本でひとり暮らしをしているという新一と違い、気紛れに旅行へ行くことはあっても、基本的に工藤夫妻はこのロスにある別荘で暮らしている。
  そのため、父であるアイザックと交友を持つ優作とは年に数度顔を会わせる機会があった。

  だが、先日自宅の前で新一そっくりの少年に出会った折に、ふと新一のことが気になって電話をしてみたのだ。
  確か、日本のハイスクールは八月いっぱいまで夏期休業だった。
  だとしたら、もしかしたらその休みを利用して新一がこちらに帰って来るかも知れない。
  そう思って電話をしてみたところ、偶然にもこちらに帰ってきていると言うではないか。
  アランは自分の運の良さに感激しながら、すぐさま会いに行く約束を取り付けた。

  それなのに、いざ来てみれば、待っていたのは新一ではなく、先日会った彼にそっくりな少年だ。
  少しばかりでなく落胆してしまうのは仕方がないだろう。
  すると優作は如何にも申し訳なさそうに苦笑を浮かべた。

 「済まないが、君を新一と会わせるわけにはいかないんだ」
 「え?」
 「と言うか、会ったところで君を落胆させてしまうだけだと思うんだよ」

  言っている意味が分からず、アランは困ったように首を傾げる。
  そもそも何も聞かされていなかった快斗も、ただ話の流れに耳を傾けていたのだが……

「新一には、十二年前に君に会った記憶がないんだよ」

  その言葉には二人して驚いてしまった。
  だが、単純に自分のことを忘れられていることにショックを受けたアランと違い、快斗が驚いた理由はもっと別のことだった。
  あの抜群に優れた記憶力を持つ新一が容易く記憶を手放すとは思えない。
  その彼からすっぽりと抜け落ちた記憶があるというのなら、そうならざるを得ない状況に陥ってしまったのだろうと考えたからだ。
  単純に考えられる原因は、外傷性ショックによる記憶の混乱か、PTSD――俗に言うトラウマによる後遺症である。
  そして工藤新一という人物から考えられる可能性は――前者。

 「まさかあの事件が原因で……?」

  何かを思い出すように悲痛な表情を浮かべたアランの言葉に、当たり、と快斗は内心で呟いた。

 「そう。十二年前のあの夜、アイザックに招待されて、私たちは家族三人で君の家にお邪魔していた。私たち以外にも大勢の客がいた。自然、警備にも隙が生じてしまったんだろう。その隙を狙い、アシュフォードの金を狙った強盗団が入り込んだ」

  強盗団の狙いは、当時まだ十歳だったアランだった。
  彼を人質にして脅し、金と逃走手段を用意させ、逃げる。
  アメリカにおける誘拐はビジネスライクな面が強いため、人質は無事に解放される場合も多いが、アシュフォードを襲ったのは強盗団だ。
  アランが生きたまま解放される保証はどこにもない。
  焦った大人たちが手も足も出せずにいた時、真っ先に動いたのは――新一だった。

  子供の姿を最大限に利用し、狭い通風口を通って強盗犯の背後に忍び寄り。
  突撃に備えて周囲を取り囲んでいた警備隊に合図を送った上で、アランを羽交い締めにしていた男に飛び掛かった。
  突然の襲撃者に気を取られた一瞬の隙を突き、警備隊が突入する。
  途端に鉛玉が飛び交う大乱闘となった戦場で、新一は自分が着ていた衣装でくるりと男の視界を奪うと、アランを拘束していた手に思いきり噛み付き、もう片方の手に持っていた機関銃を蹴り飛ばした。
  解放されたアランはすかさず警備隊のひとりに確保された。
  だが、視界を奪われ噛み付かれ、その上武器まで奪われた男は、ただ己が受けた屈辱を晴らさんがために、アランを腕に抱えて丸腰となった警備隊へ蹴り掛かった。
  それを庇うように飛び込んだ新一は、けれど幼い体でその大きすぎる力を受けきれるはずもなく――壁に体を強打し、そのまま意識を失った。
  その時、後頭部にかなりの衝撃を受けたのだろう。
  次に病室で新一が目覚めた時、ここ数日の記憶が抜け落ちていたのだった。

 「新一には君の家に行った記憶もなければ、君に会った記憶もない。勿論、事件の記憶もね。おかげであんな無茶をした息子を怒るに怒れなかったが、無理矢理思い出させるものでもないだろうからと、あの子には階段から落ちたと話しておいたんだ」

  勿論、優作の真意はそんなことではない。
  単純に、その方が都合がよかったのだ。
  あの時の端から見れば無茶にしか見えない行動も、新一や優作にしてみればそれほど無茶な行動ではなかった。
  強盗の視界を奪い、手に噛み付いて人質を解放し、殺傷力の強い機関銃を蹴り落とす。
  そのくらいの行動は、物心ついた頃から白牙に戦闘のイロハを教えられてきた新一にしてみれば朝飯前だった。
  むしろ、これほど切羽詰まった状況でありながら、あくまで自分が「子供」の範疇を越えないように、一切の武器を用いなかった新一は流石だろう。
  ただ、男の蹴り出した足の前に飛び出したのは拙かった。
  おそらくアランや警備隊を守りたい一心だったのだろうが、何の装備もなく飛び出せば、子供が大人に敵うはずもないことは自明の理。
  おかげで肋骨を二本と記憶を持って行かれたわけだが、そうしたこちらの複雑な事情を知らない警察に深く突っ込ませないためにも、記憶がないことは逆に都合がよかった。
  その場にいた誰もが目を瞠るほど洗練された動きをたった六歳の子供がしたとしても、証拠がなければただの子供の無茶として納得する他ないのだから。

 (うわー……新一らしいなぁ……)

  当然のように優作の真意を読み取った快斗は、見てもいないのに簡単にその光景が想像できてしまい、内心で乾いた笑みを浮かべた。
  新一同様、幼少時から白牙の訓練を受けてきた快斗もそれなりに武勇伝を持っている。
  しかし、怪盗キッドの衣装を受け継ぐまでは一応一般人として暮らしてきた快斗と違い、探偵を自称してきた新一は、とても武勇伝などという生易しい言葉では表現しきれない過去をいくつも持っていそうだ。
  現に、ついこの間壊滅に追い遣ったばかりの犯罪組織との激戦も、彼が探偵だったがゆえに呼び寄せてしまったような事件だ。
  子供の頃からこの調子だったのでは、いちいち証拠を隠蔽しなければならなかった優作の苦労は途方もなかったことだろう。

  だが、これで納得できた。
  新一に記憶がないのなら、アランは真実を語っていたのだ。
  工藤優作という頼もしすぎる証人までいるのだから間違いない。
  これで彼が「敵ではない」という証明は充分できたと言っていいだろう。

 「そう、だったんですか……」

  今の話を素直に納得してしまったアランは責任を感じているのか、項垂れてしまった。
  けれど、徐に顔を上げると。

 「彼が僕を覚えてなくても構いません。会わせて頂けませんか?」

  快斗はポーカーフェイスの裏で盛大に顔をしかめた。

 「無理に思い出して貰おうとは思いません。友人として初対面からやり直させて下さい。彼は僕の恩人ですし、このまま他人になってしまうのはどうしても嫌なんです」

  アランは必死だった。
  十二年の音信不通の末に漸く巡ってきたチャンスだ、どうしても逃したくなかった。
  けれど、気持ちは分からなくないが、無理だ、と快斗は思った。
  今、新一は日常からかけ離れた場所にいる。
  日常の中で生きるアランと接触を持てるはずがない。
  同じく非日常の中で生きる守護者か、ソウルメイトでもない限り。

  だが、快斗の予想を裏切って優作は首を縦に振った。

 「いいだろう。今日は無理だが、後日改めて会わせてあげよう」
 「っ、本当ですか!?」
 「――優作さん!」

  喜びの余り思わず立ち上がってしまったアランの前で、快斗は咎めるような声を上げた。
  そのあまりの気迫にアランは立ったまま硬直している。
  ひとり落ち着き払った優作は普段と変わらないトーンで言った。

 「実は、こちらも君にお願いがあってね。それを叶えてくれるなら、新一に会わせてあげよう」

  彼が何を言いたいのかを悟った快斗は、それでも承服しかねるようで、難しい顔のまま口を噤んだ。
  別に快斗とてこの先新一を誰にも会わせないようにしようなどとは思っていない。
  それはあくまで最終的な手段であって、それまではなるべく彼を閉じ込めるような真似はしたくなかった。
  快斗は彼の守護者であり、彼は快斗の守るべき人であるけれど、彼は自分で戦う力を持っている。
  もしも無理矢理閉じ込めてしまえば、その息苦しさに耐えきれず壊れてしまうだろう。
  ともに戦い、ともに傷を負う約束をした。
  だが、なるべくなら戦いを避け、傷付かないよう注意を払うのは当然のことだ。
  それを、こんな取引の材料みたいに彼を引き合いに出されるのは、いくら優作の策略だとしても納得がいかなかった。

 「お願い、ですか?」

 遠慮がちに口を開いたアランに、優作はにこりと微笑みながら言った。

 「ああ。実は今、集めている宝石があってね。調べたところによると、そのひとつが君のところにあるらしいんだ。――ぜひそれを譲って貰えないだろうか」



  玄関までアランを見送った優作は、応接間のソファに腰掛けたままだった快斗のもとへと戻り、どこか怒ったような表情でこちらを見つめている彼に苦笑を見せた。
  これがどこにでもいるような若造なら生意気だと鼻で嗤ってしまうところだが、彼のこの表情が他でもない新一の身を慮ってのことであることをよく知る優作は、その真剣さをとても邪険になどできなかった。

 「そう怒らないで欲しいな。彼は不老不死を願うような愚か者じゃないし、それに新一には君がついてる。だから私は心配ないと思っているんだけどね?」

  そんな風に言われてしまえば、文句など言えるはずがない。
  快斗は強ばっていた表情を崩すと、年相応らしく拗ねたように唇を尖らせた。
  仮に何か問題が起こったならば、自分かベルモットが新一に変装すれば済むことだ。
  そうやって無理矢理納得した快斗だが、優作は更なる追い打ちを掛けるのだ。

 「今朝、白牙から連絡があった。二、三日中には合流できるだろう」

  ――白き衣の、集結。
  御子を守るため生まれてきた守護者たちが、いよいよ彼のもとに集まろうとしている。
  志保、ベルモット、白牙、メイ、そして――快斗。
  それは何とも頼もしいことだと、快斗は力無く溜息を吐いた。



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